「アメリカいいなり」を憂う。「真性保守」との奇妙な一致点。

私はだいぶ以前から、国粋主義的考えのみなさんは、安保条約において米軍が日本に駐留していることについて、どう考えているのだろうかという疑問をもってきた。

「美しい日本」とか「戦後レジームの脱却」とかを言う安倍首相でさえ、「日米同盟の深化」に重きをおいている。
つまり、「真の独立」を本気で考えているのであれば、日本の現状はまさに「アメリカいいなり」なのであって、保守的な層の人々の中にも、安倍首相の考え方に違和感を持つ人々がいるのではないかと言うことだ。

私は安倍首相の乱暴で独裁的な道理のないやり口に強い憤りを覚えるが、同時に彼の言動は自己矛盾に陥っているとも思え、実像が見えない。ひょっとしたら、自分の最もコアな部分を押し殺して政治にあたっているのか、それを百も承知で、マリオネットを演じているのか。わからない。

先日、孫崎享氏の講演会に参加した。後半は荒谷卓氏も入っての対談となった。
「真性保守の論客」と紹介された荒谷卓氏の考え方は、私とは正反対だと思うけれど、前述した「アメリカいいなり」の今までと今の日本を憂いているという点では、たぶんかなりの部分で一致すると感じた。

アメリカの顔色を伺いながら、政治を執る首相は長く首相でいられるが、アメリカにたてつき、モノを言う首相は短命に終わるという孫崎氏の洞察は「戦後史の正体」という彼の著書に鮮やかに示されている。

「日本は民主主義国家と言えるのか?」との問いかけから、静かに、ゆっくりと孫崎氏は話し始めた。語りかけるような口調で、時折、聴衆に質問をし、挙手を促した。
 
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第2次安倍内閣が誕生して、1年半。

2012年暮れの総選挙で自民党が選挙でふりまいた「原発に依存しない社会」「TPPは参加しない」「消費税は全部社会保障へ」の美辞麗句は全部デタラメだったことがはっきりした。「アベノミクス」もちっとも進んでいない。それなのにジャーナリズムはどうしたというのか。まったく新聞もテレビもダメだ。連休中にヨーロッパを回りトップセールスをする安倍首相の「雄姿」ばかりを報道した、やってることは武器や原発の輸出なのに。

集団的自衛権行使容認についてもマスコミの体たらくは目に余る。
96条で「改正」の条件を緩和することを目論見、それがうまくいかなければ、今度は法制局長官の首のすげ替え、そしていまは安保法制懇の仲良しグループをもって、国会や国民を無視して突き進んでいる。異常としか言えないではないか。

ニューヨークタイムスが5月8日「日本は民主主義の危機に瀕している」というタイトルの社説を発表したそうだ。アメリカに言われたくないよ~という感じだが、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)の世界各国・地域の報道の自由度を順位付けした報告書で日本は59位となったというだから、日本のマスコミ、ジャーナリズムは世界の非常識ってことだ。ちなみにアメリカは46位だった。

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解釈改憲ではダメだ。ちゃんと国民投票をおこなって、まっとうに憲法改正を行うべきだ・・・という人々がいる。こういう人々は今の安倍首相の小手先のやり方に腹を立てているわけで、根っこの部分では私たちとは違うけれど、敵の敵は味方という奇妙な構造の中で、不思議な解釈改憲反対の一地点が生まれている。

自衛隊のみなさんの中にも、さまざまな考えがあるようで、「解釈などではなくて、しっかりとした手続きを背景に外国へ出ていき立派に任務を果たしたい。」という自衛官もいるときく。

私はそれには反対だけれど、少なくとも今の日本では「主権国家」とか「民主主義」というものがまともに機能しているようには見えず、だから本気で日本の将来・未来を考える人々にとって、安倍首相は暴走につく暴走で危なっかしいのだ。

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早く安倍政権を打倒しなければ、日本がおかしくなってしまう。

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大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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