あらためてDiscover ヨコスカ

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転出超過が日本一という嬉しくない報道で、市民も議会も執行部もこれからの横須賀はいったいどうなるのか・・主体的に言うなら、どうしていこうか・・この重大なテーマは否応なしにこれからしばらく市政全体に重くのしかかってくることでしょう。
そもそも、横須賀っていったい、どんなまちなのか。そのことに立ち返ることが「急がば回れ」、本当は大事なのかもしれません。
一昨年の第4回定例会に「ティボディエ邸」再建の請願が出され、全会一致で採択されました。「ティボディエ邸」とは横須賀製鉄所副首長だったティボディエというフランス人技師の住まいで、この建物のつくりは富岡製糸場(世界遺産候補)に大きな影響を与えたと言われています。ベースの中に半ば放置された状態であったものを解体し、その部材は現在保管されています。私も視察に行きました。

ともあれ、横須賀のアイデンティティは不確かで、生きてきた、生きている市民一人ひとりがてんでばらばらに横須賀観を持っていると言っても過言ではないと思います。

“豚と軍艦”(今村昌平監督の1961年の映画)に映されているヤクザで雑多で、エキゾティックで異臭の漂うような、しかしやけにエネルギッシュな(これは私の感覚ですけど)横須賀、漠然とそういう横須賀像が流布されてきたのではないかと思います。

かっちり画一する必要はないけれども、ひとり一人の横須賀をテーブルの上に広げてみんなで見てみるというようなことが必要なのかなと思います。

議会の中では「仮称・軍港資料館等検討委員会」が昨年からおこなわれて、私もそのメンバーになっているので、すぐにどうだこうだとはならないけれど、じっくり考えていきたいと思ているところです。

今回のこの企画はそういう意味で大切な企画だと思います。

「当時の資料展示」というコーナーに「京浜・湘南電鉄沿線案内」というパンフレットがあって、その絵もとても味があって面白いのだけど、それ以上にそこに書いてある説明書きに興味がいった。それにはこう書いてあったのです。
「注意・三浦半島は要塞地域につき、許可なく水陸の形状を測量、撮影、模写、録取することは禁じられております。犯したるものは法律によりて処罰せられます」
さらに、その横には、標語のように「護れ要塞 防げよスパイ」とありました。

私は、先の代表質問で、「横須賀は好むと好まざるとにかかわらず、基地のまち・・特定秘密保護法が施行されえば・・・」とやったわけですが、そのことを思い出しました。

今も昔も「基地のまち」。このことをどう評価するかという点も横須賀の歴史、アイデンティティを考える上で大事だと思います。

この特別展示は11日(火)まで、さいか屋横須賀店6階美術画廊でおこなわれています。

3月19日には横須賀青年会議所のみなさんの主催で、「市内外アンケート調査や他都市の事例から「基地のまちヨコスカ」の可能性を探る」と題してシンポジウムがおこなわれます。

いろいろな角度から、いろいろな立場の方々が横須賀を考えるということが今大事です。

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プロフィール

大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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