原子力防災・ダブルスタンダードの退避基準は笑い事では済まされない。

金曜日11月1日逸見の町内会のみなさん約40名が参加されて
原子力防災訓練が行われたので、見学に行った。

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巡回車からは「窓を閉めてください。」「換気扇、エアコンは止めてください。」と流れた。

町内のみなさんが、逸見行政センターへ避難する訓練を行った。

米海軍横須賀基地内から何らかの理由で放射能が出た場合、
100μシーベルになったならば市民がとる行動は“屋内退避”となっている。

今回はたまたま外出中ということで、逸見行政センターへ誘導され避難するという設定だった。

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全員が集まったところで、「汚染」された部分をスクリーニングして
「除染」するというデモンストレーションを行った。

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あらかじめ準備されたジャンパーの中には、
微量の放射性物質が仕込まれていて
それを検知したサーベイメーターは音を出していた。


これと同じようなデモを以前にも久里浜で見たけれど、
今回は「除染」をウエットティッシュでも行った。
服を脱ぐことがすなわち除染となる。
今回は肌が出ていた際に水ですすぐのではなく
ふき取るというやり方を伝えていた。

さらに
「安定ヨウ素剤」は今までは40歳以上は飲まないことになっていたが、
40歳以上でも医師の判断で飲むことになったとのことだった。
各備蓄倉庫には、服用のための紙コップも常備される。

町内会の方々も市の職員も規制庁の職員も
もちろんみんな真剣に訓練を行っていたのだけれど
どうしても、私は釈然としない気分で見学していた。

先の第3回定例会で取り上げたとおり
原発なら5マイクロシーベルトが退避基準なのに
なぜ、原子力艦なら100マイクロシーベルトとなるのか、
摩訶不思議なのである。

そのことを共産党市議団は、井坂しんや議員は市長に直接問うた。
そこで、市長は原子力艦は100マイクロシーベルトを退避基準とすると答えたのだ。

これはまさにダブルスタンダード。
こんな矛盾が、しかもいのちや健康に関係する重大問題に
大・大・大矛盾が生じているのだ。

参加者から「屋内退避、避難指示はどの時点で誰が判断するのか?」と
鋭い質問があった。
市の担当者からは0.1マイクロシーベルトになった時点で「どうしてこのような反応が起きたのか?」とモニタリングをしている担当者が探る行動を起こすという。そして、最終的には国と横須賀市長が指示を出すとのことだ。
屋内退避の基準である100マイクロシーベルトの1000分の1の段階でいつものと違うとピンときて行動を起こすというのなら、原発と同じ5マイクロシーベルに基準を合わせることに何の問題もないのではないか。私にはますますこのダブルスタンダードの意味が不可解に感じられた。

さらに参加者から「基地からの連絡はどのようにされるのか?」というこれまた鋭い質問が飛んだ。
「ささいなことでも連絡しあうという防災協定がある。」と担当者は言い「3.11で電話がつながらず、その際には米海軍が走って市役所に連絡をした。その教訓から、今では直通のインターホン回線があり、これを使うことができる。」と説明した。

米海軍から市への連絡は、どんなに些細なことでもと言っても、結局は米海軍の“ご厚意”の上に成り立っている。米海軍が「横須賀市へあるいは国へ流すのは止めておこう。」と判断すれば、流れない、そこで止まる。これが日米地位協定の本質なのだ。

だから、何かあったときに米海軍がすんなりと市へ連絡をするなどととは、到底考えられない。
本気でそう考えている人がいるならば、そうとうのお人好しである。

原子力防災訓練はやらないよりはやったほうがずっといい。
だが、横須賀市民にとって最も安全・安心なのは原子力艦が一切横須賀に来ないことなのである。

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プロフィール

大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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