国民健康保険制度は「相互扶助」か

昨日は意外にも「予算決算常任委員会」が長時間にわたった。
もっとも、始まりが午後1時だったために大容量をすべて決着するにはとうてい5時には終わらなかった。
本会議場を出たのは8時をまわった。

市長提案の予算案についての質疑が行われ、続いて会派から修正動議が出され、またそれへの質疑が行われた。
修正の内容は
①自治基本条例関係
②都市部の空き家、谷戸対策のトライアルステイ
③政策推進部のプロモーション的トライアルステイ
④美術館の企画展について
この4点に対する修正動議だった。

私たちの立場としては、市長の予算提案にも修正動議にも両方組しないというもの。

私たちは①②については基本的に賛成。③と④についても断固反対!などという強いものはない。
ただ、③については、以前のブログにも書いたけれど、私自身は「定住」と「観光」のブランディングに食い違いがあり、その整合性には全く触れないという姿勢には不信感すらもっているので、単体では面白い企画だとは思うけれど、横須賀全体を俯瞰した際にチグハグな施策にならざるを得ないと思っている。④については、手続きの問題があまりにガサツだった。条例にも自治法にも抵触しないといっても、情報開示の点で不透明感がぬぐえない。

昨日の議会は終始充実の内容だったのだけれど、
その中でも特に考えさせられたのは、
私たち(井坂しんや議員)の国民健康保険の質問への理事者側の対応だった。
井坂議員の「「相互扶助」とどこに書いてあるのか?」との問いに市長も部長もパラパラと資料を何度もめくったが、時間だけが過ぎていった。聞いたことに答弁が返されないという時間の長さに私は驚いた。他方、この人たちは真面目に答弁しようとしているんだなぁと半分は感心すらしていた。

「相互扶助」などという文言はどこにも載っていない。
井坂議員は載っていないのを承知で聞いているのだ。
それを載っていると思い込んで探しているところに
滑稽さと同時に深刻さがある。
先ほど、感心したと書いたけれど、それは真面目であれば真面目であるだけ、深刻で重大ってことだ。
とても笑って済まされることではないってことだ。
井坂議員は鬼の首でも取ったように「相互扶助」を繰り返す人々にそんなものはとっくの昔に削除された文言で社会保障という考え方をしっかり持つべきだとガツンとやったってこと。

自公政権が復活してから
まずは「自助」それから「共助」そして最後に「公助」。
こういう構図が露骨になっている。
生活保護制度の改悪をスタートに福祉の切り下げが目論まれ、消費税の増税も。
こういう国の荒波に市民の生活を少しでも良くしていこうと踏ん張るのが地方自治体じゃないのか!
そこのところが、市長にはぜんぜんわかってないみたい。
だから社会保障の土台に立たず、相互扶助に固執して打てる手立てを駆使することもなく値上げは致し方なしとなってしまうのだ。

そのことがあまりにも鮮やかになり、想像をはるかに超える実態(市長の考え方)に唖然とした。
でも、そういう市長のもとに暮らす市民は不幸だなでは済まされない。
市民の暮らし、とりわけ低所得の人々への施策。
もっともっと勉強せねば。

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プロフィール

大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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