2012年横須賀市議会第4回定例会 本会議・一般質問

第4回定例会が今日からスタート。
2番手で一般質問を行ったので、その原稿を以下に。
市長の答弁は想像以上にひどいもので、
がっかりを通り越して呆れた。
与えられた一問一答の制限時間は20分。
市長のすり替え答弁に巻き込まれていては
言いたいこと、伝えたいこと、確認したいことも
ままならないので、今回はかなり追及が甘くなった感が拭えない。
実際、傍聴していた友人から
「いつもの大村さんからすると突込みが甘かった」と指摘された。
あと3倍の1時間あれば、論破できる自信はあるんだけどなぁ。
市長答弁に対しての見解は後日また書くことにします。



日本共産党の大村洋子です。
お時間をいただきまして、ひとつには百年の計を見据えて基地に依拠しないまちづくりを推進することについて市長に、ふたつには、経済的な理由から教育における不平等をうまないための就学援助制度の運用について市長、教育長にお尋ねいたします。はじめに基地に関する質問です。
私たち日本共産党議員団は、代表質問でも一般質問でもさまざまな角度から、吉田市長にこれまで、基地に関連する問題を質問してまいりました。横須賀は好むと好まざるとにかかわらず、現実の問題として基地のまちです。そしてこの現実にある基地をどうとらえ、どう対応するかということが1人1人の議員や市長の姿勢に表れてくるのだと思います。私はこの間、何度も市長に基地について質問してきました。しかし、市長はどの場面でもはっきりとはお答えになりませんでした。一番顕著だったと感じているのは、ちょうど1年前の第4回定例会での一般質問です。私が「基地を認めると受け取ってよいですか?」と質問したところ、「それは大村議員の判断に任せます。」とおよそ横須賀市民の代表である首長としての答弁とは思えない、お答えでした。この議場にお集まりの会派、議員のみなさんは、様々なお考えをお持ちだと思います。私たちは市民から選ばれた者ですから、自分の考えをはっきりと明らかにすることは最低限のことだと思います。相手に判断を任せるような無責任な態度ではなく、自分はこう思うだからこういう方針でやっていくということを自らの言葉で鮮明にするべきではないでしょうか。どうか、市長にはこれから質問することにたいして、ご自分のお考えを具体的に明確にお答えいただくことをはじめに要請をしておきたいと思います。

 質問の第1番目につい先ごろ起こった米海軍人による公然わいせつ被疑事件について触れなければなりません。これは11月23日午前3時頃横浜の漫画喫茶店内において米海軍横須賀基地ジョージ・ワシントン所属の三等兵曹が酒に酔って全裸で歩きまわり放尿などしたとするものです。11月20日に横須賀港に戻ったG.Wの艦長は沖縄での米兵による事件や外出禁止令が出されたことに関して「事態を深刻に受け止めているし、乗員には外出禁止の教育を実施した。乗組員全員に高潔な振る舞いを期待する。」と述べたといいます。しかし、それからほんの3日後には高潔どころかわいせつな振る舞いでこの米兵は逮捕されました。
 今回のこの騒動に対して、本市がとった行動は、基地対策課が電話で口頭要請したとのことです。市長の言葉を借りれば、事件・事故の軽重によって対応の仕方は変わるということですから、市の対応から判断するに、今回は軽いほうの扱いだったのかと私は感じましたが、いかがでしょうか。今回の対応についてのお考えをお聞かせください。私は今回の米海軍人の騒動はもちろんですが、夜間外出禁止令がまったく機能していないことに憤りを感じました。一方、 市長は米海軍との情報交換会で今回外出禁止令が在日米軍全軍に発令されたのは初めてのことで「非常に厳しい規制であると感じている。」と発言されています。この発言は米軍を評価した発言だと私は感じましたが、今現在もこのお考えに変わりはありませんでしょうか。お聞かせください。
さて、この間起こった米兵犯罪についても具体的にお尋ねします。先の第3回定例会で我が団のねぎしかずこ議員が米兵犯罪について厳しく質しましたが、またしてもその後、10月16日、米軍による女性への集団強姦致傷事件が沖縄で起こりました。オスプレイ配備、飛行問題で沖縄をはじめ全国で反対の声が高まっている矢先の集団強姦致傷事件を重くみた米軍は全国すべての駐留米軍人、に夜間外出禁止令を出しました。しかし、その禁止令のさなか、11月に入って今度は酒に酔った米兵や米軍関係者の不法侵入が2件続きそのうち1件は男子中学生への暴行事件でした。さらに、前述した原子力空母ジョージ・ワシントンの乗組員が横浜で公然わいせつで逮捕されるという事件が起きました。空には危険なオスプレイ、地上にも危険で傍若無人な米兵。いまや、多くの国民はそう感じていると思います。とりわけ、10月16日の集団強姦致傷事件は絶対に許すことのできないものです。市長は折しも訪米されていたわけですが、この事件をどこでどのようにお知りになったのでしょうか。お聞かせください。沖縄県知事は渡米して抗議し、神奈川県知事は渉外知事会の会長として政府、米軍へ緊急要請し、大和市長、綾瀬市長は抗議コメントを発表しています。吉田市長は横須賀市長としてどのようなアクションをされたのでしょうか。お聞かせください。もし、なにも対応されていないということであれば、なぜされないのでしょうか。お聞かせください。
市長は在日米海軍司令官との情報交換会において、教育プログラムにぜひ参加したい旨表明されていましたが、その後、そのような機会があったのでしょうか。あれば、その様子や感想をお聞かせください。まだないならば、いつ参加される予定でしょうか。お聞かせください。

米軍はこのような事件・事故が起こるたびに「綱紀粛正」を繰り返し言いますが犯罪は一向になくなりません。なぜなのでしょうか。これに関して米議会調査局(CRS)は今年8月の報告書で、「中東の紛争に派遣されていた部隊が沖縄に戻り、活動が増えることで犯罪や事故が増大する危険がある」と警告していました。識者の中には米軍の中に軍紀の弛緩がある。と指摘する人もいます。米兵犯罪はたまたま粗暴な個人が起こしたに過ぎないとの見方がありますが、米軍は軍隊であり確固とした規律で動く集団です。ですから、市長が以前おっしゃっていた犯罪は日本人であれ米兵であれ起こしてはならないものというまったく当たり前すぎる一般論で矮小化して考えるのはお門違いと言わざるを得ません。軍事的に任務を帯びている米国人が日本に駐留し、その中で、日本人が犠牲になっているという観点に立つことが私は必要だと思います。なぜ、米兵犯罪が起きるのか、市長の見解をお聞きします。
市長は沖縄で女性の集団強姦致傷事件が起きたあとすぐの、10月21日のみこしパレード式典において米海軍司令官とにこやかに握手をしていました。同じ県内の渉外知事会の県知事、市長たちが抗議している一方で、横須賀市長は握手を交わしている。こんな態度でよいのでしょうか。
市長はいったいどのようなお気持ちで、司令官と握手を交わされたのでしょうか。お気持ちをお聞かせください。
今回は少なくとも式典の参加を控えるという選択肢も当然あったと思います。私は今回の式典参加を控えるべきだったと思いますが、いかがでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。
また、今後のさまざまな市の式典、行事などへの米海軍の参加についてや米海軍との合同の行事について、はじめに参加ありきではなく、しっかり熟慮するべきと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。
 市長の言動をみますと本市以外で起こった米兵犯罪に対して他人事で済ませ、我関せずといった感じを受けます。同じように基地のあるまちで起きた米兵犯罪に対して、もっと敏感に毅然とした態度を示すべきではないでしょか。お考えをお聞かせください。
どうしても基地の経済的波及効果を要請するあまり、米海軍に言うべきことも言えないのではないかと私は勘ぐってしまいます。本当のところはどうなのでしょうか。お考えをお聞かせください。
 次にまちづくりと基地の問題について伺います。
市長は10月に訪米され、サンディエゴ市、コロナド市を訪問されています。帰国後の記者会見で、訪米の目的として「基地の経済的波及効果をどう引き出すか。基地のイメージの転換のために実を含めて検討したいという背景があった。」とおっしゃっています。基地の経済的波及効果を引き出すとは具体的にどういうことでしょうか。また、基地のイメージの転換とはどういうことでしょうか。それぞれ具体的にお聞かせください。
市長は以前に基地のあるまちをマイナスのイメージからプラスのイメージへ転換することが大事であるとおっしゃっています。市長のおっしゃるマイナスとはどういうことでしょうか。何をさしてマイナスとおっしゃっているのでしょうか。お聞かせください。
本市が目指すとする都市像に「国際海の手文化都市」というのがあります。本市は、1年を通じて、咸臨丸まつりやヴエルニー・小栗祭などの国際式典でオランダ、イギリス、フランス、アメリカなどと交流をしてそれが定着しています。YRPにおける多くの国々との交流やフェアトレードも本市の国際色の豊かさを物語るものかと思います。しかし私は市長のお考えの中にどうも国際色豊かなまちということと米海軍横須賀基地の活用ということがイコールで結ばれているような感を持ちます。あるいは、国際色豊かということとは切り離して、米海軍横須賀基地の活用を考えていらっしゃるのでしょうか。市長のお考えになる「国際海の手文化都市」とはいったいどのようなものなのでしょうか。また、米海軍横須賀基地の活用とはどのようなものなのでしょうか。合わせてお聞かせください。またそれらは結びつけて考えていらっしゃるのでしょうか。お聞かせください。

本市横須賀は2007年に市制施行100周年を迎えました。100年で区切るならば、第2幕目に入っています。次の100年、その次の100年と未来の横須賀を想像したときに、私はいつまでも基地に依存したまちづくりでいいのかという思いがあります。横須賀にとって基地はどのような位置にあるのか、今後どうつきあっていくのかという問題です。政策推進部のアンケートによれば、市民のみなさんが望む横須賀像は緑豊かで福祉の充実したまちです。また、市の基本計画の中にもできる限りの基地の集約統合とあります。私は基地に依拠したまちづくりでは真の自治の花開くまちとは言えないと思いますが、市長はいかがお考えでしょうか、お聞かせください。市長はこれから先もずっと横須賀に米軍基地がいてほしいとお考えでしょうか。お聞かせください。
国の情勢に左右されたり、繰り返される米兵犯罪でイメージダウンするようなものをあてにするのはいかがでしょうか。この際、米海軍横須賀基地に依拠するまちづくりはおやめになった方が良いと思いますが、いかがお考えでしょうか。お聞かせください。

次に経済的な理由から教育における不平等をうまないための就学援助制度の運用について、市長、教育長にお尋ねいたします。
日本経済新聞の記事によれば、経済的に厳しい家庭に給食費や学用品代を補助する就学援助制度の支給対象となった小中学生は2011年度に156万7831人に上り過去最多となったといいます。全児童・生徒に占める割合は16%で、6.4人に1人が就学援助を受けているということになります。本市はどうかといいますと、就学援助認定者の数が全国同様増加しています。全児童数に比べた就学援助認定者の割合は1998年平成10年には6%だったものが、直近のデータでは20%と15年間で3倍以上に跳ね上がっています。また本市は全国平均のデータより4%上回っていることがわかります。教育長は本市のこの状況をどのように分析していらっしゃるでしょうか。お考えをお聞かせください。
さて、就学援助制度は2005年から、三位一体改革の流れで、それまでの国庫補助が廃止され、準要保護対象者分は一般財源化されました。そもそも就学援助制度は憲法第26条にうたわれているひとしく教育を受ける権利を保障するものであるにもかかわらず、認定基準や給付内容など運用が自治体の裁量にゆだねられる部分が多いということ自体、私は問題だと思います。市長、教育長はこの点についていかがお考えでしょうか。お聞かせください。
このような国の姿勢にあっては少なくとも自治体が対象者に漏れなく周知することが、最低限の責務だと思いますが、本市は保護者にどのように就学援助制度をお知らせしていますでしょうか。その方法や頻度などをお聞かせください。また、教職員のみなさんには就学援助制度に関する説明会や研修はどのように行われているのでしょうか。教育長、お聞かせください。
本市の場合は対象の収入基準が生活保護水準の1.5倍とのことです。これは全国の自治体によってかなりのバラツキがあります。2.5倍というところもあると聞いていますが、私は少なくとも今の基準を下げるようなことがあってはならないと思います。市長、教育長のお考えをお聞かせください。
また、文部科学省は補助の対象を12項目挙げています。本市の状況はいかがでしょうか。教育長に伺います。体育実技用具費、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費についてそれぞれお聞かせください。また、もしまだ対象となっていないならば、対象とするべきと考えますが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。財政的なことや市の姿勢にもかかわりますので、市長にもお聞きします。
就学援助制度の最後の質問として、眼鏡の購入費について伺います。2011年度の決算によれば、小学校で16人、中学校で20人、合計36人の生徒の検眼料と眼鏡購入費が就学援助費として充てられています。もし、万が一就学援助制度の対象でありながら、検眼によって眼鏡が必要と診断されたにもかかわらず
はじめに予算ありきで人数制限があり、眼鏡の購入ができず、黒板の字が見えないまま授業を受けるような子がいるとすれば、これは大問題だと私は考えます。現状はいかがでしょうか。教育長にお聞きします。もれなく眼鏡が購入できるようにしっかりと就学援助制度の支給対象に盛り込むべきと考えますが、いかがでしょうか。財政支出にも関わりますので、市長のお考えも伺います。
 以上で、私の1問目を終わりにいたします。2問目以降は一問一答で行わせていただきます。

ここまで、読んでくださった方にお花を!縺願干・狙convert_20121129203200



プロフィール

大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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