小林のぶゆき議員とのやりとりー②

小林のぶゆき議員から、返事がきましたので、ご紹介。

 はっきり言って、この間の議論について、やっぱり大村議員と私には対立点がほとんどないと思います(笑)
 たとえば、大村議員がなぜ例に挙げたのか私にはわかりませんが、「後期高齢者医療制度」。私も反対です。同じ人間なのに、高齢者にかかる医療費が高額すぎるからといって、高齢者だけ別枠にするのは恣意的です。ただし、日本の高齢者にかけている医療費が多すぎるのは間違いない。その大きな原因は、必要以上の頻度で病院に行く高齢者が多いことと、医者が必要もない薬をボンボン処方することです。だったら、それを防ぐ手を打つべきで、「後期高齢者医療制度」によって「隔離」するべきではない。
 また、市民病院の指定管理者についても同様です。私は、確かに横須賀市の財政は厳しい状態にあったと思います。しかし、歳出カットをするなら、中核(コア)事業ではなく、ノンコア事業でやるべきでした。医療なんてものは、行政が担うべきコア中のコア事業です。そこを削って、その他を温存するのは、まさに「母屋でおかゆをすすっているのに、離れでスキヤキを喰っている」状態です。

 ただ、対立点はないですが、あるのは切迫感の違いかもしれません。医療の「トリアージ」と一緒なんですよね。緊急時の医療は、どんなに手を尽くしても助かる見込みのない人は、後回し。放っておいても命に別状のない人も後回し。直ちに処置を行えば、救命が可能な患者から治療をする。横須賀市の財政は余裕がないので、横須賀市がやらなくても民間がやっている事業は当然、後回しです。
 あと、先人の言葉にたとえて言えば、渋沢栄一「論語と算盤」、二宮尊徳「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」ですね。カネに現実的な画を描かせないと、いいようにやられちゃうと思う。
 大村先輩、方向性に共通の部分が多いことがわかったので、最大公約数部分で一緒に予算を組み替えていきましょう(笑) よろしくお願いします。



小林のぶゆき議員へ大村洋子から

「トリアージ」という発想は面白いですね。
ただ、医療には一定の共通認識のもとに「トリアージ」の
発想が有効でも、自治体財政にこの発想を転用するのはいかがでしょうか。
市長によって、議員によって、優先順位に違いが出てくるのは当然です。
そこで、小林さんは「命と未来にかかわることにお金をつける。そうでなければ後回し」
という尺度を提案しています。
小林さんがおっしゃるとおり、総じて私もこのご意見に賛成です。
でも、火葬場の有料化はちょっと、待ってよ!それ、その発想どうも解せないよ!と思います。
財政の観点からこれは要らないんじゃないかしらと思うのは、
今回も総務分科会にかかりますが、企業等立地奨励金や企業等拡大再投資奨励金です。
両方で約5年間、6億2320万円です。
さまざまご意見がありましょうが、
私は体力、資力のある大企業にわざわざ、税金をプレゼントする必要はないのではないかと思います。
さて、私は最初に「強烈な嫌悪感」と表現しましたが、
私が、小林さんのご意見に否定感を持ったのは、財政的な側面ということよりも、
むしろ、自治体の構成員である住民の最期、ここにまで、料金を取るということに
えもいわれぬ、違和感をもったということです。
この感情を時間をかけて咀嚼して、自分なりに解析したいという思いがありました。

ちょっと、脱線しますが、今、「無縁社会」というNHKが放映した番組の本を読んでいます。
行旅死亡人といって、いわゆる行き倒れの人や、無縁仏になる人が、年間3万2千人いると言われ、
その取材の様子がつぶさに書かれた本です。
オギャーと生まれた時には多くの祝福を受け、数々のドラマの中で人生を過ごし、
生きとし生けるもののさだめとして死を迎える。
私は、国家が社会がそこに生きるすべての国民・市民が

時間がないので、とりあえずここまで、また、書きます。

小林伸行議員とのやりとり

昨日、本会議における小林伸行議員の発言について書いたら、
ご本人から今日、話し合いを持ちたいと言われた。
最初、昼食を一緒にいかがかと言われたけど、私はお弁当を持っていたし
何より、仕事が山積していて、そのお誘いはお断りした。
それで、じゃ、ブログの中で論議しましょうとなった。
以下は小林伸行議員のブログから。そのまま転用。

「小林のぶゆき」で検索でも。
http://kobayashinobuyuki.seesaa.net/article/223837760.html

大村洋子議員の反論への反論

 小林のぶゆきです。
 今朝、西郷宗範議員とエレベーターでご一緒した際、「小林さんの質問について、ネットで色々批評が書き込まれていたよ」と教えてくださいました。TwitterなどITを使いこなしている西郷議員、さすが情報早いです。
 議員では、大村洋子議員がブログで、批判を書いて下さっていました。「僕は、自分を積極財政派だと思っているのに、新自由主義者だと勘違いされているかも」と思い、大村議員の控室を訪ねたところ「文章で議論しましょう。公開でもいいですよ」とのこと。私は「ああ、それは面白いかも」と思いました。
 とかく「議員は議論が仕事なんだから、普段から議員同士で議論しているのかと思いきゃ、そうでもない」と揶揄される議員。でも「人によってはちゃんと健全に議論しているんだよ、ということを知っていただくために、公開で文章でやり取りするということか」と意図を即座に理解しました。

 そこで、大村洋子議員の反論に対して、反論してみます(笑) まずは、大村議員の意見を引用。

本会議で感じたこと
~中略~
さて、今日の本会議では、さらに驚き考えさせられた質問があった。
議会の録画中継がもう少しで、アップするので、それをぜひ多くの方々に見てほしいのだけど、
小林伸行議員が中学校の完全給食を進めるにあたって、財源をどこからねん出するかということで、
現在無料の火葬を市民負担45,000円にすべきという提案を行った。
火葬場の運営管理費と人件費をペイするためとのことだった。
小林議員は市場原理を用いて受益者負担の立場に立つべきと主張していた。
私は聞いていて、まず、火葬にまでお金を払わされるということに強烈な嫌悪感を覚えた。
公の行う業務とビジネスの違いってなんだろうか。
市民税を払っているのはなぜか。
地方自治法、第一条の二には  「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」とある。
学校も図書館も採算度外視で行っている。
私はそれは本来的には、病院や美術館や火葬場にも通じる考え方だと思う。
そうでなければ、自治体の意味がないんじゃないかとさえ思う。
小林議員の質問は自治体の業務とは何かという根源的な問題を想起させられる内容だった。
 大村議員と、私とでは、大きく立場は変わらないんだと思います。それは「自治体の役割は、住民の福祉増進だ」という、まさに大村議員が指摘されている点で。だって、私は「ハコモノから福祉へ」と訴えて議員になったんですから。
 何が違うのかといえば、火葬事業への認識です。
 私にとっては、火葬事業は純粋な福祉サービスではありません。私の優先順位は「命と未来に関わることにはお金をつける。そうでなければ後回し」です。火葬事業は、命を救う事業ではありません。未来を創る事業でもありません。しかも、すでに民業で成り立っている事業であり、そこを公営・無料で提供し続けるのは民業圧迫です。
 しかし、同じお金を藤野英明議員が力を入れている自殺対策予算に回したら、一人でも多くの悩める命を救えるかもしれない。給食に回したら、生活習慣のために学業に身が入らなかった子どもの未来を拡げられるかもしれない。
 私は、火葬有料化に反対する先輩議員に問いたい。じゃあ、なぜあなた方は市民病院を指定管理者制度に移し、医師や看護師が大量に離れる事態を招いたんですか? 反対の立場だったのなら、なぜ中央斎場を有料化して財源を確保してでも、産婦人科に入院ができないという状態を回避できなかったんですか?
 のんべんだらりと、あらゆる事業を総花的にやろうとすることは、私は罪だと思う。私も「強烈な嫌悪感を」覚えます。まもれる命を、まもれる未来を、予算配分で左右できる。それが議員だと思うからです。

 以上、反論させていただきました(笑)


では、ここからは、小林伸行議員へ大村洋子から。

小林さんがおっしゃるとおり「選択と集中」は私も理解します。無尽蔵にお金があるわけではないので、必ず何にいくらお金をつけて、まわせないものは残念ながら縮小、あるいはカットというのはありえます。しかし、やはり、「命と未来に関わることにはお金をつける。そうでなければ後回し」というのは違和感がありますね。
たとえば、自民党が政権を取っていたころに「後期高齢者医療制度」というのをつくりスタートしました。これは75歳という年齢で線引きをして別枠を仕立て高齢者の医療費を抑えるということを眼目にしたものです。誰でも年齢を重ねれば体調を崩しやすくなったり病気になることがあります。なのに、あえて医療費が国の財政上負担になるからといって、わざわざ高齢者が医療にかかりにくくなるような仕組みを作ってしまいました。私は人が幸せに暮らすというのは、生まれてから死ぬまでトータルだと思います。高齢者や亡くなった人、あるいはその家族への負担というのはどうも納得できません。
それから、市民病院の指定管理者への移行ですが、ご承知のとおり、私(達、日本共産党)は移行に反対しました。そもそも、市民病院はひどい赤字だから民間の手法を用いて黒字転換しなければいけないのだという発想が少々短絡的だったように思います。あの時点で本当にそんなとんでもなく行き詰まった状況だったのでしょうか。未だに疑問です。早く手を打たなければと言って行ったけれど、結果違う側面でひどい状況になってしまいました。全国的に自治体病院の赤字経営が問題になっていた頃なので、「横須賀市もバスに乗り遅れるな。」的な拙速さがあったと思います。

今回はこのへんで。

大村洋子への直接のメールは
yokoyokosuka@hotmail.co.jpです。

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プロフィール

大村洋子

Author:大村洋子
大村洋子
50歳。横須賀市議会議員2期目。
暮らし、福祉、平和のため日々奮闘。
人と語り合い、本を読み、映画を観る。
駅で訴え、ニュースを書き、ブログを更新。
インプット&アウトプットの毎日。

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